千里の道も一歩から トーマス・クラツキーとその時代

Trois Femmes, 1988, colored etching on paper, 39 x 31cm. © Leiko Ikemura and VG Bild-Kunst Bonn, 2024.

オープニング:3月23日(土)、午後5時~9時

トーマス・クラツキーは1980年代に成功を収めた具象画家です。彼の作品はクンストハレ・ベルン、ベルン美術館、クンストハウス・ツークで展示されました。1988年、27歳の若さで癌のため死去しました。

当初は暗い色調で描かれていた重いテーマは後年の作品では軽やかなものとなっていきました。限りある命という人間の宿命をあいまいな輪郭のメタファーで表現し、クリアな色彩で描きました。

クラツキーの遺産は2023年にベルン芸術家財団(The ART Estate Foundation for Artists Bern)に寄贈されました。

本展はトーマス・クラツキーの作品を当時の文脈のなかで問い直し、現代における意義を浮かびあがらせる展覧会となっています。

キュレーター:フィリップ・ハーグ
共同キュレーター:ゼバスティアン・ヴィンクラー

出展作家:Vesna Bechstein, Miriam Cahn, Christian Denzler, Martin Gerber, Marietta Gullotti, Filip Haag, Andreas Hofer, イケムラレイコ, Tomas Kratky, Alois Lichtsteiner, Andrea Muheim, Dorothee Sauter, Albrecht Schnider, Werner Theiler, Franz Wanner, Wölf Zät

本展はアートスペース・ベルン・ビュンプリッツ(1月27日~3月9日)から巡回されました。
参照:千里の道も一歩から トーマス・クラツキーとその時代

 

出典:ヴィラ・レナータ

 

 

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