女が女であるということは女である

Interior III, 1989, charcoal on paper, 149 x 90 cm, © Leiko Ikemura and VG Bild-Kunst Bonn, 2022./ Photo: Jörg von Bruchhausen.

文化学者エリザベス・ブロンフェンがキュレーションを担当し女性作家の作品が会する本展覧会は、美術におけるきまりごとへ疑問を投げかける機会のひとつとなるでしょう。コレクターのアンドレアス・ツューストによる委託品やその他の収蔵品からなる本展がスポットライトを当てるのは、近現代とポストモダンの時代において視覚芸術と性差とがいかに関係しあうのかということです。

世代と世代とのつながりを見ることで、20世紀前半の美術の影響がいかに長く尾を引いたのかということが明らかになるでしょう。1970年代から1990年代の作品群ではフェミニズムがアールガウ美術館のコレクションに残していった爪痕にも焦点が当てられます。

出展作家:Ina Barfuss, Binia Bill, Heidi Bucher, Miriam Cahn, Marianne Eigenheer, Karin Freisager, Gabrielle Grässle, Margrit Grenadier, Dorothy Ianone, イケムラレイコ, Ella Lanz, Manon, Donatella Maranta, Marianne Müller, Meret Oppenheim, Klaudia Schifferle, Sonia Sekula, Doris Stauffer, Sophie Taeuber-Arp, Hannah Villiger, Ilse Weber.


出典:アールガウ美術館

Aargauer Kunsthaus(アールガウ美術館)
Aargauerplatz
5001 Aarau
Switzerland
T +41 62 835 23 30
kunsthaus@ag.ch