共存への挑戦 50周年記念展

Lying (Red), 1997, terracotta glazed, 40 x 103 x 43cm. © Leiko Ikemura.

展覧会出品作家(抜粋):クリスチャン・ボルタンスキー、セルジー・ブラトコフ、アイザック・チョンワイ、ハートヴィヒ・エバースバッハ、ヨナス・イングラート、ルース・フランケン、イタマール・ガヴ、イケムラレイコ、サニャ・イヴェコヴィッチ、ラシード・ジョンソン、鴨治晃次、ヤニス・クネリス、マリーナ・ナプルシュキナ、ダイアン・セヴェリン・グエン、エルスケ・ローゼンフェルト、ミヒャエル・シュミット、ヨッヘン ザイデル、ガブリエレ・シュテッツァー、ヒト・シュタイエル、トビアス・ツィエロニー

2025年、マグデブルク美術館は開館50周年を迎えます。半世紀にわたり、芸術活動、社会的考察、そして文化の変容の歴史を経てきました。創立以来現在にいたるまで、当美術館は現代美術を専門としてきました。ドイツ民主共和国(東ドイツ)時代の国家統制的な芸術政策から、1989年の民主化運動、そしてここ数十年の国際情勢にいたるまで、当美術館は絶え間ない変化の歴史を伝えています。

この発展はコレクションにも反映されています。多くの作品は社会が激動する時代に制作されました。これらの作品が証言するのは、親密と疎遠、そして排他と共存がもろいものであり、つねに課題となっているものだということです。「CHALLENGED TOGETHERNESS」と題されたこの記念展では、個性、矛盾、社会の多様な声を浮き彫りにする作品が一堂に会します。コレクションの主要作品は現代というポジションとの対話へととりこまれ、そこには本展のために新たに制作された作品も一部含まれます。

これら展示作品は、共同体の複雑さを探求し、歴史的な、そして現在の共存のかたちについて考察をうながします。共存は当然のものとして与えられるものではけっしてありません。何度も交渉を重ねていく必要のあるものです。相反する感情を可視化し、慣れ親しんだ思考パターンに疑問を投げかけ、個人の記憶と集団の記憶の境界を探ります。

本展は、美術館の展示スペース全体にわたって、絵画、写真、ビデオ作品、インスタレーション、グラフィック、彫刻などからなる多面的なパノラマを展示します。本展は、20世紀の芸術活動、1989年以降の激変する社会、そして現代の共同生活の形態にいたるまで、50年を網羅しています。その中心にあるのは、共同体と連帯感、そしてそのなかで一人ひとりが果たす役割という問いです。

本展はドイツ連邦文化財団の助成を受けたプロジェクトの一環です。

開館時間:
火曜日~金曜日:午前10時~午後5時
土曜日・日曜日:午前10時~午後6時
月曜休館

出典:マグデブルク美術館

 

 

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