今夜夢を見ていた ― ルース・ブキャナンによる展覧会

Ur, 1992, patinated bronze, 47 x 27.5 x 23 cm © Leiko Ikemura and VG Bildkunst, 2022. / Photo: Martin P. Bühler, Kunstmuseum Basel, 2019.

現代とはいつが始まりなのか?どういった歴史や物語を見せてくれるのか?私の身体はどうやったらここへぴったりと収まるのか?また出てこられるのか? バーゼル美術館・現代館でのルース・ブキャナンの展覧会「今夜夢を見ていた」はこれらの設問から出発するものです。本展は美術館というものがどういったパラメーターのもと機能しているのかを考える手助けになるでしょう。

美術館や過去数世紀にわたって数々の機能を帯びてきました。購入・寄贈・略奪された美術品を保管しておく場所であり、美・痛み・インスピレーションを表している場所でした。美術館は、この世界の中で人間であることの意味の複雑さ、そして同時に世界に在るものとして世界にかたちを与えるシステムに貢献することの意味の複雑さを多層的なかたちではっきりと見せてくれる場所の一つなのです。

「アオテアロア」と呼ばれるニュージーランド出身の美術家ルース・ブキャナンの芸術傾向の核となるのは、組織化システムの空間的・政治的次元への興味です。この視点がバーゼル美術館・現代館での本展にも用いられており、本館の所蔵品を深く掘り下げていきます。コレクション、美術館の建物、展覧会の履歴のすべてが、バーゼル美術館を形成してきたプロセスを反映する役割を果たしています。ブキャナンのインスタレーションは掲示システムから建築的な介入へと至る美術館の建物全体に広がっており、私たちが公共生活に参加することで、いかにその形成に影響を与えているか再考を促しています。

出展作家:Francis Alÿs, Carl Andre, Wolf Barth, Alexander Birchler, Jonathan Borofsky, Ruth Buchanan, Johannes Burla, Miriam Cahn, Louis Cane, Paul Chan, Walter Dahn, Martin Disler, Edward Dwurnik, Helmut Federle, Peter Fischli and David Weiss, Enrique Fontanilles, Günther Förg, Andrea Fraser, Katharina Fritsch, Bernard Frize, Theaster Gates, Gary Glassman, Robert Gober, Douglas Gordon, Mireille Gros, Wade Guyton, Michael Heizer, Al Held, Lori Hersberger, Eric Hattan, Gary Hill, Andreas His, Teresa Hubbard, イケムラレイコ, Ilya Kabakov, William Kentridge, Heiner Kielholz, Alexej Koschkarow, Sol LeWitt, Nicola de Maria, Reinhad Mucha, Markus Müller, Werner von Mutzenbecher, Bruce Nauman, Henrik Olesen, Gabriel Orozco, Elizabeth Peyton, Jean Pfaff, Markus Raetz, Pipilotti Rist, Sarkis, Richard Serra, Len Schaller, Jean-Frédéric Schnyder, Monika Sosnowska, Anselm Stalder, Wolfgang Tillmans, Rosemarie Trockel, Cy Twombly, André Valensi, Hannah Villiger, Jeff Wall, Federico Winkler, Lynette Yiadom-Boakye, Rémy Zaugg, Heimo Zobernig.

 

出典:バーゼル美術館

 

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