出展作家：
Guillaume Bijl, Willem Boel, Laurent Dupont, Michel François, イケムラレイコ, Gabriël Kuri, Kris Martin, Eduard Michalko
コレクションから常設展示される作家：
David Altmejd, BLANCBEC, Karel Breugelmans, Bert Danckaert, Nick Geboers, Kendell Geers, Kati Heck, Jos De Gruyter & Harald Thys, Charlie De Keersmaecker, Esther kläs, Natasja Lefevre, Thomas Lerooy, Mark Manders, Stefan Rinck, RiseOne, TAL R, Rinus Van de Velde, Stijn Van Dorpe, Maarten Vanden, Charlotte Vander Borght
2022年12月16日
12月16日（金）にはオープニングとして初回ウォークへ皆様をご招待いたします。特別無料ウォークイベントにぜひお申込みください。
2022年12月16日～2023年2月26日
K.I.P.は公共の場に設けられた現代アートを鑑賞しながら歩けるアート・ルートです。ストリートにアートを。今回が8回目の開催となります。
再度作品の選定に携わったのはウィルフレッド・コールマン氏で、ベルギー国内外から新進アーティストおよび有名アーティストの作品を集めました。
屋外で開催される本展へぜひおでかけください。
・図書館（Emile Verhaerenstraat 71, Sint-Amands and Hondsmarkt 2, Puurs）および観光案内所（Tourism Klein-Brabant - Scheldeland, Landhuis, Boomstraat 1 in Bornem）でルートを記載したフリーペーパーを配布しています。
・PDF版のルートマップをダウンロードしていただけます。
・またはスマートフォンからこちらへアクセスしてください。各アーティストについてワンクリックでご覧いただけ簡単便利です。
・GPXファイルのダウンロードも可能（現在準備中）。
QRコードを読み込んで各作品の詳細をご覧いただけます。驚きいっぱい、さあ出かけましょう！
イケムラレイコ
うさぎグリーティング (180)
図書館前 (Hondsmarkt 2)
イケムラレイコはベルリン在住の国際的に有名な日系スイス人美術家です。三重県津市出身のイケムラはスペインのセビリアで絵画を専攻し、その後スイス、ドイツへと移りました。東洋と西洋の芸術を融合させ、ハイブリッド的なもの、異なった文化どうしの接触や交流、セクシュアリティ、ライフサイクルといったテーマを追求しています。抽象と具象を超え、メディア間を流れるようにに行き来しながら、生のエネルギーと感情に満ちた作品をつくりだしています。種や内界・外界の境界が曖昧に描かれた、イケムラが紡ぐ物語。見る者はそこに謎を発見し。その謎は幻想的なものに変容したり、逆に現実の枠内にとどまったりすることになるでしょう。イケムラが使用しているのはブロンズ、粘土、顔料といった大地と密接に関係する素材で、人間が自然の一部であるという側面を強調しています。
他の神話的生物をおいて、うさぎはイケムラが用いるモチーフのなかでも一番有名なもののひとつであり、最もひんぱんに使われています。うさぎは様々な文化において繁栄と再生の象徴とされています。イケムラの大型ブロンズ彫刻「うさぎグリーティング」（うさぎ観音）はそのたっぷりとした衣のなかへ訪れる人を庇護するように誘うのです。この作品は、慈悲と希望のハイブリッドな存在に対して意味を求める人々に、様々にひろがってゆく連想とあいまいさとが持つ可能性を教えてくれます。
イケムラは東京ビエンナーレ（1988年）およびメルボルンビエンナーレ（1999年）で作品を発表しています。主な個展としてセインズベリー視覚芸術センター（ノリッジ、2021年）、CAC バレンシア芸術科学都市（2021年）、 リヒテンシュタイン美術館（2002年）、東京国立近代美術館（2011年）、 バーゼル美術館（2019年）での展示が挙げられます。イケムラ作品を所蔵する館としてポンピドゥー・センター（パリ、フランス）、ルートヴィヒ美術館（ケルン、ドイツ）、バーゼル美術館（バーゼル、スイス）、カハ・デ・ブルゴス芸術センター（スペイン）、国立新美術館（東京）、東京国立近代美術館、MAC's現代美術館（グラン・オルニュ、ベルギー）、セインズベリー視覚芸術センター（ノリッジ、イギリス）、アーレンスホープ美術館（アーレンスホープ、ドイツ）、ネヴァダ美術館（リノ、アメリカ）、ケルン市立東洋美術館（ケルン、ドイツ）、新美術館（ニュルンベルク、ドイツ）、 リヒテンシュタイン美術館（ヴァドゥーツ、リヒテンシュタイン）などがあります。
出典：K.I.P.、K.I.P. ルートマップ、作品詳細ページ
cc Binder Puurs
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