Leiko Ikemura: Usagi Kannon(イケムラレイコ・うさぎ観音)

Leiko Ikemura, Usagi Kannon, Palma de Mallorca, 2021 © Leiko Ikemura. / Photo: Philipp von Matt.

イケムラレイコの「うさぎ観音」(2012/2019)が、パルマ・デ・マヨルカのパルク・デ・ラ・マール公園に新たに期間限定で展示されることになりました。この屋外展示は、カサル・ソレリック美術館とパルマ市議会とのコラボレーションによる展覧会の一部です。

うさぎの耳をつけた女性という、動物と人間のハイブリッド。この彫刻は、図像学的かつ文化的な引用を融合させるというイケムラレイコの特徴的なアプローチをよく表しています。「Usagi」は日本語の「うさぎ」、「Kannon」は伝統的仏教における観音であり、その手の動きは聖母マリアを思わせます。この像は鑑賞者が下部にもぐりこめるようなスケールと構造を持ち、神聖なるものの像というだけでなく寺院でもあるのです。

「このスカートは保護を求めてもぐりこむ洞窟のようなものです。スカートや頭の穴から光が、空からの光が入ります。スカートにあいた小さな穴とスカート内部の暗さによって星のように見え、まるで宇宙の中で守られているかのように思えるでしょう」 イケムラレイコ

この記念碑的な彫刻「うさぎ観音」はバーゼル美術館での展示後、ここ数ヶ月はOratori Sant Feliuで展示されていましたが、イギリスへの新たな旅をひかえ、現在は大聖堂の前に設置されています。また、カサル・ソレリック美術館のウィンドウには、この日系スイス人アーティストによる「Pink Cloud(ピンクの雲)」と「Hare-Column(うさぎ柱)」の2つの作品が展示され、2つの空間のあいだに対話が生まれています。

「パルマ市議会とKEWENIGギャラリーとのコラボレーションにより、イケムラレイコ氏の『うさぎ観音』がパルマにやってきました。官民共同の取り組みによってこの街の公共空間は日本人芸術家の最もカリスマ的な作品でより美しく彩られます。これからはパルク・デ・ラ・マールで楽しめますよ!」カサル・ソレリック美術館

キュレーター:Aina Bausà Medrano(カサル・ソレリック ビジュアル・アーツ・ディレクター)

この展覧会は、カサル・ソレリック美術館とパルマ・デ・マヨルカ市議会、そしてKEWENIGギャラリーとのコラボレーションにより実現しました。

出典:KEWENIG & Casal Solleric on Facebook

 

Casal Solleric(カサル・ソレリック美術館)
Passeig del Born 27
Palma de Mallorca, Spain
&
Parc de la Mar(パルク・デ・ラ・マール公園)
Palma de Mallorca, Spain