イケムラレイコ クジャクが翼を広げるとき

Usagi with Wings, 2021, cast glass, 28 x 41 x 14 cm. © Leiko Ikemura and VG Bild-Kunst Bonn, 2022./ Photo: Alexander Voss.

ヘルベルト・ゲリッシュ財団が2022年3月13日より行う展覧会は、ベルリンとスイスを拠点に活動する国際的に著名な日本人アーティスト、イケムラレイコに捧げられます。彼女の作品はすでに2021年から財団のコレクションに加わっており、くじゃくの家の「Sleeping Figure in Red」や、アーティストブックであるポートフォリオ作品「Trees out of Head」が挙げられます。

ゲリッシュ財団設立20周年の際、イケムラレイコはくじゃくの家を新たなアートの場として変身させ、横たわる少女像「Sleeping Figure in Red」や、繊細な木炭画で自らデザインしたインテリアなど、作家のいちばん中心的なテーマを取り上げた展示を行いました。本展「孔雀が羽を開くとき」は、40年間に描かれた50点近い作品によって、もっと幅広く全体像を示すものとなっています。当財団は、北ドイツで初めてイケムラレイコの個展を開催できることを誇りに思っています。

保護文化財として指定されているヴァッハホルツ邸宅では、かたちのあいまいな生き物が登場する大判の風景画や地平線をテーマにした絵画、少女たちの絵、初期のドローイング、彫刻作品「羽の生えたうさぎ」、孔雀の羽が生えたガラスのうさぎ、ブロンズ彫刻の「メメント・モリ」と「鳥の柱」、テラコッタの「フジ・フェイス」などが展示されます。繊細な色彩の近年のコンポジションや、座ったまま楽しめるプロジェクション「光を讃えて」は保護文化財のコーチハウスでご覧いただけます。壮大な大型ブロンズ像「うさぎグリーティング」は、展覧会終了後も庭園にとどまります。

展覧会カタログも発行予定です。オープニング時にキャンセル待ちの受付を行います。

「過去40年間に制作してきた作品をこの多岐に渡る展覧会で展示します。作品の並びは年代順だけでなく、内容によるグループ分けを重視しました。長い年月の制作には常に一貫したつながりと発展がありましたが、自然、人間、動物的な生き物、植物、樹木といった特定のテーマは繰り返しモチーフとなってきました。さまざまなメディアを自由に行き来することで、常に新しい領域や探求分野が私の目の前に現れてきました。特に現在のような危機的な時代にあって、女性性といったテーマや、宇宙規模で見た環境との関係といったテーマに作家が鋭い視線を持ち、打ち込んでいくことは時勢にあったものだと思います」イケムラレイコ

出典:ヘルベルト・ゲリッシュ財団

 

 

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