イケムラレイコ ― 機知にとんだ魔女たち

Usagi double headed Hoshi, 2018. © Leiko Ikemura und VG Bild-Kunst Bonn, 2022./ Photo: Jörg von Bruchhausen.

イケムラレイコ(1951年生まれ)はドローイング、ペインティング、彫刻、写真から詩作にいたるまで、きわめて多岐にわたる作品を持つ美術家です。これらのジャンルはヒエラルキーや分け隔てなく扱われており、繰り返し登場するテーマやモチーフをめぐって展開しながら、それぞれのジャンルが補完し合う関係にあります。

イケムラ作品から生みだされる生物は人間と自然が融けあう瞬間を表現しており、移ろいゆく姿であったり、存在がどこかへといたる途上であったりといった、アンビバレントさやあいまいさを抱えています。

ゲオルク・コルベ美術館では主にイケムラの彫刻作品に特化した個展を行います。過去30年にわたる創作活動のなかから、30点以上の彫刻作品と厳選されたペインティング、ドローイングを展示します。さらに昨年制作されたばかりの作品も多数展示し、イケムラレイコの卓越したスタイルを集中的にご覧いただける展覧会となっています。陶、ブロンズ、ガラスを用いた作品からは、イケムラが彫刻というジャンルが築いてきた伝統と彫刻の具象性に精力的に取り組んできたことが見てとれるでしょう。

イケムラレイコは日本生まれ、1980年代からヨーロッパに暮らしています。スペインからスイスへと移り、その後ベルリンに拠点を構えました。彼女はグローバルな視点から捉えた東洋と西洋とを作品のなかにうまく融合させることに長けています。見る者に親しみを感じさせると同時に、落ち着かないような気持ちにさせる力を持つ見事な作風となっています。

出典:ゲオルク・コルベ美術館

 

Georg Kolbe Museum(ゲオルク・コルベ美術館)
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