MOMATコレクション特別編 ニッポンの名作130年

Reclining Girl, 1997, Oil on jute,100 x 120 cm, © Leiko Ikemura and VG-Bildkunst, Collection of the National Museum of Modern Art, Tokyo.

MOMATコレクションにようこそ!近現代の日本の美術の流れを紹介するコレクションの展示を、今回はオリンピック・パラリンピックの開催にあわせた特別編としてお届けします。

江戸時代(1603–1868)の長い鎖国の後、海外に向けて門戸を開いた日本には、急激に西洋の文化が紹介されることになりました。美術もそのひとつです。それ以来、日本の芸術家たちは、西洋への憧れと、自らの伝統との間で揺れ動きながら、アイデンティティを模索してきました。あるいは急速に近代化してゆく日本の社会の現実を見つめながら、個人としての問いを投げかけるような表現を生み出してきました。その歩みを、前半(5月25日―7月18日)と後半(7月20日―9月26日)で一部の作品を入れ替えながら、8点の重要文化財を含む約250点の作品によってご紹介します。また2階のギャラリー4では、2017年度に購入したデイヴィッド・スミス《サークルⅣ》を中心に、鉄の彫刻の展開をご紹介します。どうぞお楽しみください。

※イケムラレイコの作品は12室にてご覧いただけます。

出展作家:秋山陽、新井卓、荒木高子、イケムラレイコ、石内都、今井俊満、梅原龍三郎、大下藤次郎、大竹伸朗、岡田三郎助、小川待子、荻原守衛、小原古邨(祥邨)、加藤泉、加藤翼、狩野芳崖、加山又造、川上涼花、菊池契月、岸田劉生、木村賢太郎、木村荘八、黒田清輝、河野通勢、栗木達介、黒川弘毅、小林古径、小林正人、古伏脇司、アントニー・ゴームリー、重松あゆみ、下村観山、白髪一雄、新海竹太郎、菅井汲、杉戸洋、鈴木治、高梨豊、高村光太郎、竹内栖鳳、多田美波、田中敦子、田淵安一、土田麦僊、椿貞雄、勅使河原蒼風、戸張孤雁、富山治夫、堂本右美、中川一政、中沢弘光、中原悌二郎、中村彝、奈良美智、イサム・ノグチ、野田九浦、橋本真之、速水御舟、原田直次郎、東山魁夷、平櫛田中、深見陶治、藤田嗣治、マリノ・マリーニ、丸山直文、宮本隆司、村上隆、元永定正、森村泰昌、八木一夫、八代清水六兵衞(柾博)、安井曽太郎、安田靫彦、柳敬助、山崎朝雲、山田光、横山大観、吉田博、吉原治良、米原雲海、萬鉄五郎、ソル・ルウィット、和田三造(五十音順) 

出典:東京国立近代美術館出品作品リスト

 

東京国立近代美術館(MOMAT)

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