所蔵作品展 MOMATコレクション

Reclining Girl, 1997, Oil on jute, 100 x 120 cm © Leiko Ikemura and VG-Bildkunst Bonn, 2023. / Collection of the National Museum of Modern Art, Tokyo.

MOMATコレクションにようこそ!

当館コレクション展の特徴を簡単にご紹介しておきましょう。まずはその規模。1952年の開館以来の活動を通じて収集してきた13,000点を超える所蔵作品から、会期ごとに約200点を展示する国内最大級のコレクション展です。そして、それぞれ小さなテーマが立てられた全12室のつながりによって、19世紀末から今日に至る日本の近現代美術の流れをたどることができる国内随一の展示です。

では今期も盛りだくさんの展示から、見どころを2つだけご案内します。まず4階2-4室では、1923年に起きた関東大震災から今年で100年ということで、被災、復興、社会のひずみなどのトピックから震災と美術の関係を振り返ります。

また3階7-9室では、生誕100年を迎える写真家の大辻清司を特集します。戦後まもなく前衛的な作品で注目され、書き手や教育者としても存在感を示した大辻の足跡を、関わりの深い美術作品もまじえてご紹介します。

どうぞごゆっくりお楽しみください。

※今会期に展示される重要文化財指定作品
今会期に展示される重要文化財指定作品は以下の通りです。

原田直次郎《騎龍観音》1890年、護国寺蔵、寄託作品|1室
岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》1915年|1室
中村彝《エロシェンコ氏の像》1920年|1室

展覧会構成

4F
1室 ひらけ近代
2室 関東大震災から100年 1923年の美術
3室 関東大震災から100年 被災と復興
4室 関東大震災から100年 社会のひずみ
5室 なにかになりそうなかたち

3F
6室 1920-1940年代の絵画―具象的な絵画を中心に
7室 「実験」と「共同」生誕100年大辻清司(1)
8室 「具体」と「物質」生誕100年大辻清司(2)
9室 上原2丁目 生誕100年大辻清司(3)
10室 新収蔵&特別公開|池田蕉園《かえり路》

2F
11室 視覚のラビリンス
12室 視覚のラビリンス
13室(ギャラリー4) カタストロフの前後

※イケムラレイコの作品は13室(ギャラリー4)にて展示

出展作家:靉光、跡見玉枝、新井卓、荒川修作、ジャン(ハンス)・アルプ、池田蕉園、池田輝方・蕉園、イケムラレイコ、石井柏亭、石川順惠、伊藤小坡、伊東深水、上田薫、上村松園、宇佐美圭司、潮田登久子、内田あぐり、梅原龍三郎、瑛九、遠藤彰子、大岩オスカール、大辻清司、岡﨑乾二郎、岡本唐貴、岡本太郎、小川芋銭、小倉遊亀、尾竹竹坡、織田一磨、デニス・オッペンハイム、小野忠重、ミリアム・カーン、梶原緋佐子、片岡球子、加藤泉、鏑木清方、アレクサンダー・カルダー、川上澄生、河口龍夫、川島理一郎、川端龍子、ジェラール・ガルースト、菊池契月、岸田劉生、北代省三、北野恒富、北脇昇、木村賢太郎、木村武山、黒田重太郎、パウル・クレー、小出楢重、小磯良平、小畠鼎子、小林古径、小林正人、駒井哲郎、近藤浩一路、アーシル・ゴーキー、アントニー・ゴームリー、斎藤義重、坂本繁二郎、志村ふくみ、下村観山、マルク・シャガール、荘司福、新海竹太郎、菅野聖子、杉浦非水、須田国太郎、住谷磐根、ポール・セザンヌ、十亀広太郎、高木修、高村光太郎、多田美波、建畠覚造、田中敦子、千葉正也、Chim↑Pom、津上みゆき、津田青楓、勅使河原蒼風、寺崎広業、寺島紫明、寺田政明、中沢弘光、仲田好江、中村彝、中村宏、中村不折、長野草風、奈良美智、日本美術院同人、イサム・ノグチ、野田九浦、橋本静水、長谷川利行、原田直次郎、櫃田伸也、福沢一郎、福島秀子、藤島武二、藤田嗣治、藤牧義夫、藤森静雄、ロラン・フレクスナー、バーバラ・ヘップワース、ロレンツォ・ボネキ、堀柳女、堀川紀夫、前川千帆、前田寛治、前田青邨、松本竣介、マリノ・マリーニ、丸山直文、三島喜美代、三谷十糸子、宮脇愛子、三好耕三、ジョアン・ミロ、村山知義、望月晴朗、安井曽太郎、保田竜門、山川秀峰、山口勝弘、山村豊成(耕花)、横尾忠則、吉加江京司(清)、吉田ふじを、吉原治良、萬鉄五郎、ソル・ルウィット

出典:東京国立近代美術館作品リスト

 

 

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