出展作家:イケムラレイコ、セセンブル・エムセザン、ウォルター・キーラー、ディヴァイン・サウスゲート=スミス、島岡達三、クロード・シャンピィ、ジュリアン・ステア、ルパート・スパイラ、グアダルーペ・ムニョス、安田猛、吉野香岳
ペヨーテからタバコに至るまで、精神に作用する植物の特性を、社会生活、儀式、宗教に不可欠なものとして、人々は何千年ものあいだ利用してきました。
世界の多くの地域では、霊的なものであれ、経済的なものであれ、精神に作用するものであれ、文化的なものであれ、力のある植物は神聖なものとみなされています。人間関係を深め、祖先とのコミュニケーションを円滑にし、病人を癒すものとして評価されているのです。
本展「パワープランツ:毒物・向精神薬・麻薬」では、オブジェ、彫刻、糸で描かれた絵画、デジタル作品、テキスタイル、そして日本美術のセレクションを展示し、向精神薬や毒物が社会の中で果たし続けている重要な役割を探求します。
本展では、タバコやかぎタバコ、びんろう、カバ、茶、ヤシ酒などの伝統的に消費されてきた世界的な嗜好品に加え、幻覚作用があり神聖なサボテンとされるペヨーテについても展示を行います。展覧会では、南アフリカのアーティスト、セセンブル・エムセザン(1991年生まれ)やメキシコのアーティスト、グアダルーペ・ムニョス(1974年生まれ)といった現代アーティストの作品を展示するほか、トーゴ出身のイギリス人アーティスト、ディヴァイン・サウスゲート=スミス(1995年生まれ)が新たにセンターに委託した作品を紹介します。
茶室をイメージした緑茶のコーナーでは、裏千家茶道家元・師範の山口やすひろ氏がキュレーターを務め、イケムラレイコの「PV-Scape I」が展示されます。
出典:セインズベリーセンター
Sainsbury Centre(セインズベリーセンター)
University of East Anglia,
Norfolk Road, Norwich NR4 7TJ
tel. +44 (0) 1603 593199
https://www.sainsburycentre.ac.uk