「Stopover」展は、展覧会が持つ瞬間的なキャラクターを意識的に表すタイトルとなっており、2つのフロアに渡ってポール・コレクションからのセレクションを展示します。 この展覧会の出発点となるのは、このコレクションを特徴づけるものは何か、そこに反映されているのはどういった興味・関心なのか、展示が語るのはどのような物語なのかという問いです。本展ではポール・コレクションの経歴や性質の基礎をかたちづくっているテーマが実例として紹介されます。
ひとつめのパートでは、絵画、彫刻、写真、壁面オブジェ、インスタレーション、陶製作品が展示されています。既存のジャンルの多様性を示すだけでなく、アーティストがどのように世界を探求し、私たちの目から隠されているものを可視化するのかを示すものとなっています。
ふたつめのパートで紹介されるのはコレクションのなかでも非常にウェイトの置かれているものです。それは過去40年間に集められた抽象絵画で、そこでは色彩が物質性とかたちの緊張関係のなかにあることが見てとれます。何かを描きとろうとしない絵画がもたらす、感覚的かつ意味的な効果ははたして目に見えるのか?――色彩のメディウムや支持体、そしてそれらの利用方法がそういった疑問への扉を開きます。
出展作家:Matti Braun, Günther Förg, Isa Genzken, Katharina Grosse, イケムラレイコ, Callum Innes, Kathleen Jacobs, Alicja Kwade, Young-Jae Lee, Moritz Neuhoff, Cornelia Parker, Giorgia Russell, Wolfgang Tillmans, 李禹煥, Timm Ulrichs
出典:ポール・コレクション
Sammlung Pohl(ポール・コレクション)
Zu den Sandbeeten 12a – 14
35043 Marburg
tel. +49 (0) 6421 304015-0
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