浮世絵現代

Standing girl in red with Miko, 2025, 32 x 27cm. © Leiko Ikemura

出展作家:安野モヨコ、浅葉克己、粟津潔、靉嘔、ビッグ錠、アラン・チャン、ちばてつや、アレックス・ダッジ、ミーシャ・ドーバック a.k.a. マッド・ドッグ・ジョーンズ、ベン・アイン、feebee、福田美蘭、福井篤、福井江太郎、グレン・ゴールドバーグ、アントニー・ゴームリー、花井祐介、N・S・ハルシャ、リンダ・ヘリット、フンデルトヴァッサー、池田理代子、池上遼一、イケムラレイコ、石松チ明、石ノ森章太郎、ジェームス・ジーン、Atsushi Kaga、金子富之、サーニャ・カンタロフスキー、加藤泉、勝井三雄、葛飾北斎、川島秀明、ビートたけし、近藤聡乃、こうの史代、黒川紀章、草間彌生、イリヤ・クブシノブ、KYNE、アンナ・ラウリーニ、ロバート・ラザリーニ、李禹煥、ロス・ラブグローブ、町田久美、松本大洋、松永真、ピーター・マクドナルド、宮﨑優、水木しげる、ヴァラム・ミュラティアン、永井博、長友由紀、名和晃平、ティエリー・ノワール、クリス・オフィリ、オギハラフウカ、岡田菜美、ベイン・ピーターソン、ロッカクアヤコ、ニキ・ド・サンファル、さいとう・たかを、佐藤晃一、里中満智子、ダン・シュレシンジャー、ジェイミー・スコルニック、島﨑良平、塩田千春、白石由子、志世都りも、キキ・スミス、アグス・スワゲ、クレア・タブレ、田名網敬一、田中一光、アリソン・エリザベス・テイラー、楳図かずお、和田誠、ニック・ウォーカー、マーティン・ワトソン、パウル・ヴンダーリッヒ、山藤章二、山口晃、安彦良和、横尾忠則、バロン吉元

みどころ

日本の木版画の技術は、江戸時代の文化の中で独自に発展し、浮世絵という力強く華やかな芸術を生み出しました。「浮世」という言葉には「当世風の」という意味があり、浮世絵版画はまさにその時代と社会を色鮮やかに映し出すメディアでした。

写楽や歌麿、北斎の浮世絵を生み出したこの高度な木版画の技術は、途切れることなく、現代まで職人たちに受け継がれています。山桜の版木を使い、和紙に墨と水性の絵具で摺り上げることで生まれるシャープな線や軽やかな色彩は、唯一無二のものです。伝統の技術は、同時代の人々の心をとらえる作品を生み出し続けることで、さらに次代へと継承されていきます。

この展覧会は、伝統木版画の表現に魅了された様々なジャンルのアーティスト、デザイナー、クリエーターたちが、現代の絵師となり、アダチ版画研究所の彫師・摺師たちと協働して制作した「現代」の「浮世絵」をご覧いただくものです。

総勢85名のアーティストたちの木版画を通じて、現代から未来につづく伝統の可能性をご鑑賞ください。

現代の浮世絵・国際創造プロジェクト

本展第4章(2階展示室)の展示作品は、主にアダチ伝統木版画技術保存財団の「現代の浮世絵・国際創造プロジェクト」によって制作された木版画です。

同プロジェクトは、世界で活躍するアーティストの方々に伝統木版画技術を使った新しい芸術表現に挑戦していただき、伝統木版画技術のもつ唯一無二の魅力と現代における可能性を、展覧会等を通じて広く世界に伝えることを目的としています。

休館日:月曜日、5月7日(水) ※4月28日(月)、5月5日(月祝)は開館
開館時間:午前9時30分〜午後5時 ※入館は閉館の30分前まで
※毎週金曜・土曜日、5月4日(日祝)、5日(月祝)は午後8時まで開館

出典:浮世絵現代公式サイト東京国立博物館作品リスト (PDF)

 

 

東京国立博物館 表慶館
110-8712
東京都台東区上野公園13-9

tel. +81 (0) 50-5541-8600(ハローダイヤル)

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