グループ展
出品作家:荒井良二、池田満寿夫、池田光弘、イケムラレイコ、加藤泉、ジャコモ・マンズー、ジュリアーノ・ヴァンジ、 杉戸洋、 棚田康司、 西島大介、藤田嗣治、ポール・アイズピリ、丸山直文、三宅信太郎、村瀬恭子、ベルナール・ビュフェ
人の姿は遠い過去から、芸術家たちによって最もよく取り上げられてきた題材です。特に絵画においては、人物が単独で描かれることは少なく、通常はその周囲の室内や風景とともに表されていました。人物の年齢、職業、社会的地位などに応じて、居住する部屋の豪華さや質素さは異なることから、その人物に相応しい部屋の描写が求められました。時代を問わず、絵画における人の姿と周囲の設定とは、不可分の関係にありました。
こうした‘ひと’ とその ‘周り’との関わりは、20世紀以降のアーティストたちにとっても、依然重要な関心事でした。空間をつくる芸術である彫刻では、作品があるとないとで、設置された場所の見え方がかなり違ってきます。したがって‘ひと’ とその ‘周り’との関係は、とても緊密になっています。
この展覧会では、20世紀以降の当館コレクションから、人の姿をモティーフにした絵画や彫刻作品を選び、‘ひと’とその‘周り’がどのような意図で、どのように表現されたのかを考えます。
出典:ベルナール・ビュフェ美術館、展覧会チラシ
ベルナール・ビュフェ美術館
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