絵画は死んでいない

Marian, 2010, tempera on jute, 180 x 140 cm, private collection © Leiko Ikemura and VG Bild-Kunst Bonn, 2019. / Photo: Lea Gryze.

国際映画芸術祭カメリメージ(Camerimage)およびトルン現代美術センターは2018年、近現代の絵画200点以上を選りすぐって展示いたします。カメリメージ映画祭のディレクター Marek Żydowicz氏とトルン現代美術センター(CoCA)のキュレーター、そしてコレクションの所有者であるミヒャエル・ハース氏が展示作品の選定にあたりました。当展覧会の狙いは "Painting Still Alive"(絵画は死んでいない)というスローガンを体現し、東欧の美術館やギャラリーに出品されたことのない20・21世紀絵画の傑作を展示することでそのスローガンを証明することにあります。

コレクションの収蔵作品総数は約2000点にのぼりますが、 Painting Still Alive展ではこのうち特に注目すべき世界的に有名な芸術家の作品173点を展示いたします。そのなかにはピエール・ボナール、ジョージ・ルオー、モーリス・デニス、アンリ・マティス、オットー・ディックス、ヤンケル・アドラー、エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー、オディロン・ルドン、エミール・ノルデ、パブロ・ピカソ、ジェイムス・アンソール、ジョルジョ・デ・キリコ、ピエト・モンドリアン、フランシス・ピカビア、ルネ・マグリット、ホアン・ミロ、クルト・シュヴィッタース、ジャン・デュビュッフェ、オスカー・ココシュカ、アンディ・ウォーホル、アンゼルム・キーファー、フランク・ステラ、マルクス・リュパーツ、ハンス・ベルメール、ゲオルク・バゼリッツ、シグマー・ポルケ、ミンモ・パラディーノ、アントニ・タピエス、イケムラレイコ、ジョルディ・アルカラスの作品が含まれます。

当展覧会の展示作品にはポーランド絵画も含まれます。ポーランドを離れMaryanの名で活動していた、今では忘れ去られてしまっているポーランド人芸術家 Pinchas Bursteinや、 Karolina Zdunek、Wojtek Zasadni、Tomasz Kowalskiといった若い世代のポーランド作家の作品を展示いたします。

トルンにおける当展覧会ではこの100年間で世界中の芸術家に用いられてきた多様なスタイル、技術、モチーフやテーマが一堂にご覧いただけますが、これはまるで展覧会全体が20世紀の重要な芸術傾向や風潮を記した一冊の教科書となっているかのようです。

世界中の注目に値する芸術家の作品がこれほど大規模に展示されるのはポーランドでは非常にまれなことです。当展覧会を開催するにあたって多大な量の仕事、時間、資金が投入されました。コレクション自体もたいへんに教育的価値の高いものです。高名な芸術家の比較的知られていない作品というのはたいてい世界中の有名ギャラリー・美術館に分散してしまっていますが、鑑賞者がそれらに出会う機会を提供するだけでなく、ドイツ人のアートコレクターが40年にわたって築きあげてきたコレクションの存在意義について考える機会を与えてくれるものでもあるからです。

(下記出典サイトより日本語訳)

 

Center of Contemporary Art Znaki Czasu - CoCA
(現代美術センター Znaki Czasu)

Wały gen. Sikorskiego 13
87-100 Torun
Poland

T: +48 56 610 97 18

en.csw.torun.pl


出典: https://www.facebook.com/events/436289336775117/
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